2020年9月、登山計画の行程編集機能の大幅アップデートを行いました。
その後、たくさんの方々にご利用いただき、さまざまなご意見をお寄せいただきました。誠にありがとうございます。
いただいたご意見にすべて目を通し検討した上で、今後の登山計画のアップデートの方針を整理いたしましたので、お知らせいたします。
※ 各アップデートの具体的なリリース時期は現在のところ未定となっております。
登山ルート上でのみ行程の計画を作ることができる仕様は維持します。ルート外での行程計画を作ることはできません。
今回のアップデートで、活動計画は登山ルート上を辿る軌跡で行程の計画を立てることができるようになりました。これに伴い、以前のようにランドマークのみを繋いだ行程を作ることはできなくなりました。
この仕様変更に関して、旧仕様でも計画を立てられるようにして欲しいというご要望をいただきましたが、機能が複雑になりすぎてしまう懸念があることから、当面は対応いたしません。
今後の方針としては以下のようにいたします。
- 当面は現状の仕様のまま(行程は登山ルート上を辿るようにのみ作成可能)とします。
- 登山計画の地図データに不足がある箇所(ルートがあるはずの場所に赤線がないなど)については、お手数ですがお問い合わせください。スタッフがルートの追加を検討します(主要な登山道ではないルートの場合などは、地図への反映をお断りさせていただく場合があります)。
- 今後状況を見ながら機能改善を検討いたします。
ルートを選びやすくするため、行程編集時に登山ルートを選択できるようにする機能を追加します
現状は、ランドマークを選択して、それを経由するルートは自動で選択されるようになっているため、隣り合ったランドマークに複数のルートが存在する場合、意図しない側のルートが選択されてしまうことがあります。
▲ 丹沢大山の地図で、「阿夫利神社駅」から「十六丁目分岐」へのルートがより一般的な「表参道ルート」ではなく「かごや道ルート」を経由してしまう
このような場合に任意のルートを通る計画が立てられるよう、今後はランドマークのみではなく登山ルートも選択できるような機能の実装を行う予定です。
計画を立てやすくするため、登山計画詳細/編集画面で、地図と一覧でルートを照らし合わせて見られるようにします
現状、ランドマーク名の多くが「ポイント」となっているなどの事情もあり、作成した行程を地図と一覧で照らし合わせて見たときに対応関係を把握しづらいという問題があります。
▲ 「ポイント」が並んでおり、一覧と地図上の位置を照らし合わせて確認しにくい
この問題に対する改善策として、以下のようなものを検討しております。
- 一覧と地図それぞれに番号を振って対応関係をわかりやすくする
- 一覧でそれぞれのポイントに標高を併記することで、位置を推測しやすくする
コースタイムの概要を把握できるようにするため、行程編集時にコースタイムを地図上で表示します
このたびの登山計画のアップデートにより、行程編集画面では地図上にコースタイムを非表示にしました。
この仕様変更の経緯は以下となります。
- 地図上に表示しているコースタイムと、行程に自動入力されるコースタイムに若干の差が生じるため、混乱を招く懸念があった
しかし、この仕様変更について、不便になってしまったとのご意見を多くいただき、社内でも検討した結果、今後は表示されるラベルと行程データのタイムに差が生じることをご理解いただいた上で、地図上のラベルを表示するようにする変更を行う予定です。
PC(Web)で登山計画を作成できる機能は、当面は対応しません
将来的には対応することを検討中ですが、対応するのにかなりの期間がかかってしまうため、当面は対応する予定はありません。
コースタイム倍率を部分的に変更できる機能は、当面は対応しません
部分的に(区間ごとに)異なる倍率を設定されたいというご要望をいただきましたが、機能が複雑になりすぎるため、当面は対応する予定はありません。
その他にも、登山計画をもっと作りやすくしたり、登山計画を活用して登山がより安全に行えるようになるアップデートを検討しております。
引き続き、皆さまのご意見・ご要望をお待ちしております。