いつもYAMAPをご利用いただきありがとうございます。
この記事では、iOS版の軌跡が稀に飛んでしまう現象に関して、YAMAPの認識と対策について記載をします。
なお、Android版における軌跡の飛びに関しては、省エネモードによる影響が大きいことが判明しています。Androidをお使いの方で軌跡が飛ぶ場合には、こちらのページをご参照ください。
軌跡が飛ぶ原因
軌跡が飛ぶ原因として、YAMAPアプリがバックグラウンド(アプリを起動しているが、画面に映っていない状態)で、OSによって強制停止されている可能性が考えられます。特に写真を撮影したあとはOSによる強制停止が発生しやすいということもわかっています。
YAMAPの対応内容
YAMAPではこの問題に対応するため、いくつかの修正を行なってきました。結果として多少の改善はできたものの、現状は劇的な改善にまでは至っていません。
改善の例
- YAMAPのメモリ使用量を減らした
YAMAPがOSに強制終了されないようにするための工夫です - より短い間隔(5m間隔)で、軌跡を取るようにした
アプリが動き続けることで、OSに強制終了されないための工夫です(十分な効果がなく、現在は機能を削除しています) - 軌跡が飛んだときに、お知らせをするようにした
軌跡が飛ぶ区間を少しでも短くするための工夫です
軌跡の飛び場合にみなさんにお願いしたいこと
この問題はメモリ不足の場合に起きやすい現象となります。これを回避するため、みなさまには以下のご対応をお願いします。
- 不要なアプリを終了させる
アプリの終了方法 - YAMAPアプリを見る回数を増やす
※特にカメラなどメモリ消費量の高いアプリを使用した後は、YAMAPを開いてご確認ください - 山頂ランドマーク付近ではYAMAPアプリを開いて位置情報を確認する
バックグラウンドでのアプリの強制停止は、OSの正常な動作であり、YAMAPだけでコントロールできるものではありません。また、スマートフォンのスペックや同時に起動しているアプリなどによっても差が出できます。
そこで皆さまには「登山中、現在地や軌跡を確認する頻度を増やす」ことを少しだけ意識していただきたいと思います。
これによって、YAMAPが立ち上がる回数が多くなり、バックグラウンドでの強制停止が起こりにくくなります。特に強制停止が発生しやすい写真を撮影したあとは、軌跡飛びの予防につながります。仮に強制停止されていたとしても、YAMAPを見る頻度が高ければ、軌跡が取れていない区間を最小限に抑えることができます。また、現在地の確認回数が増えることは、安全登山にもつながるはずです。
みなさんのお手を煩わせることは私たちとしても不本意ではありますが、現状で軌跡の飛びが頻繁に起こる場合は、上記の内容をお試しください。
軌跡が飛ぶケースを少しでも減らせるよう、今後も対応策を講じてまいります。引き続き、YAMAPをよろしくお願いいたします。